導入事例
マニュアルサイトのWeb化で解決
トークスクリプトと関連資料をすべてWeb化
コンテンツの一元管理でらくらく運用
共有サーバに一斉にアクセスしていたので、ファイルを開くのに時間がかかったり読み込みが遅かったりと、時間のロスが多くなっていました。
ファイルへのアクセスや読み込みにかかっていた時間を大幅に削減できたことで、オペレータの作業効率がアップしました。
また、トークスクリプトを含むマニュアルサイトの運用が簡単になり、本部担当者の作業効率も同じく大幅にアップしました。
- 共有サーバに保存されているデータへ各自がアクセス
- 資料のweb化を行い、レイアウトも統一
お客様は、約100名のオペレータが在籍するコールセンターを運営されています。そのオペレータが電話をする際に日々参照している「トークスクリプト」は、すべてMicrosoft
Excelで作られていました。トークスクリプトとは、「相手が興味を持ったらA、興味がなければBに進む」というように、想定されるシーンによって内容が枝分かれしていくフローチャートのようなシナリオのことです
お取り扱い製品の種類が多いため、必然的にExcelファイルの数も多くなります。また、製品ごとに詳細なシナリオが組まれているのはもちろん、関連製品情報やより詳しいPDFマニュアルへのリンクなども設定されているため、各ファイルに収められているトークスクリプトはかなりのボリュームでした。
お客様のご要望は以下の3点でした。
- 使用中のフローチャート式トークスクリプトをそのままWebにしたい
- 複数メンバーの同時アクセスで共有サーバの動きが遅くなるのをなんとかしたい
- 数種類に分かれてしまっているデザインを統一したい
これらをWebアプリかCMSで実現したいと思い、いろいろと調べていくうちにSITE PUBLISを見つけてお問い合わせをくださったとのこと。 Microsoft
Excelで作られているフローチャート式のトークスクリプトをWeb化するのはなかなかハードルが高いと思われましたが、最終的にSITE
PUBLISの特長であるブロックを使った弊社の提案を気に入っていただき、導入に向けての作業がスタート。
まずは、お客様が運用中のトークスクリプトやマニュアル類を分析してデザインパターンを洗い出し、共通化できるところとできないところを見極めました。そこからトークスクリプトの各パーツを部品化してページを作り、
マニュアルサイトを構築していきました。
マニュアルサイトの運用を担当されるほぼ全員がCMS初心者ということで、導入当初は少し戸惑われることもあったようです。しかし、部品化したパーツを操作するだけで、分岐の多いトークスクリプトの修正・削除・新規作成ができるということで、以前よりもずっと楽に編集できるようになった、というお言葉をいただきました。
また、以前は差分管理のために古いバージョンのファイルをいくつも保存しておかなければなりませんでしたが、今はページ世代管理でトークスクリプトを管理できるようにもなりました。どこを更新したかをコメントとして残しておくことができるので、便利にお使いいただいているようです。
マニュアルサイトがWeb化されたことで、「オペレータの同時アクセスで動きが遅くなるのをなんとかしたい」というご要望も、もちろんクリアすることができました。実際にトークスクリプトを含むマニュアルサイトを使用するオペレータにとっても、複数メンバーが共有サーバ上のファイルを使うという状況が改善されてアクセススピードへの不満も解消され、作業効率もアップしました。
Web化して使いやすくなり、作業効率が上がったためか、現場のオペレータからの積極的なフィードバックがぐんと増えてきたとのこと。要望や意見などが、以前の2倍以上送られてくるようになったそうです。
また、これまでのトークスクリプトでは、注意が必要な部分は赤や黄色などの目立つ色が使われていて、わかりやすい反面、少し見づらいという声がありました。そこで、ばらばらだったテイストやレイアウトを統一させると同時に、目にやさしい色や視線の動きなどを考慮しつつ注意ポイントは目立つような色使いやデザインをご提案し、それも気に入っていただけたポイントとなりました。
さらに、各オペレータが個々のIDとパスワードでログインする点に着目し、グローバルナビゲーションに「お気に入り」機能を追加しました。これは、よく使うスクリプトを登録しておき、一覧ページからいつでも見られるようになってる、ブックマークのような機能です。この機能も作業効率アップに一役買っています。
CMSであれば、フローチャート式のトークスクリプトやPDFのマニュアルなど、コールセンター業務にかかわるすべての資料をWeb化して一元管理し、作業効率をアップすることができます。
※「Microsoft Excel」は米国 Microsoft Corporation およびその関連会社の商標または登録商標です。
今回導入していただいたサービス
- PUBLIS 4 Cloud
こんな方に向いています
- コールセンターやコミュニケーションセンターでの情報共有をスムーズに行いたい