良いCMS制作会社は「パートナー」になる。信頼できる会社の選び方

Webサイトの新規立ち上げやリニューアルで欠かせないのが、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の導入です。しかし、使いこなせずに更新が滞ったり、外注コストが膨らんだりする失敗が後を絶ちません。
成功の鍵は、ツールの機能比較だけでなく、Webサイトを事業の成長へと導く「パートナー」となる制作会社や開発会社、ITコンサルティング会社を選ぶことにあります。
CMS導入は「ツール選び」だけでなく「パートナー選び」が重要な理由
多くの企業が「どのCMSを導入すべきか」という機能面の比較に偏りがちです。
しかし、どれほど多機能なシステムであっても、自社の体制や目的に合わせた戦略を共に描ける制作会社や開発会社がいなければ、そのシステムは真の価値を発揮しません。
Webサイトは作って終わりではない!運用で成果を出すために
Webサイトは公開した瞬間がスタートラインです。特に製品紹介やサービスの訴求、採用の獲得を目指す場合、情報の鮮度と継続的な改善が不可欠です。しかし、更新のたびに制作会社へ依頼していては、時間もコストもかさむばかりか、施策のスピードが落ちて機会損失を招きます。
自社で管理をコントロールできる体制を築くために、成果を共に追求してくれる運用の伴走者が必要となります。
「技術力」+「ビジネス理解力」を持つパートナーが必要
CMSのカスタマイズやシステム構築のために、技術力はもちろん重要です。しかし、それだけでは自社のビジネスが抱える本質的な課題は解決しません。
例えば製造業のように、製品の強みや対象顧客のセグメントが複雑である場合、そのビジネス構造や顧客の動線を理解した上で、CMSの設計に落とし込む必要があります。技術的な仕様を裏側で適切に処理しつつ、表舞台では「会社の利益を生むWebサイト」を作るためのビジネス視点を持つ制作会社こそが、最良のパートナーです。

※「CMSのリプレイスに関する実態調査」より抜粋 n=111、調査期間:2024年2月21日〜同年2月21日
失敗しないCMS制作会社選びの5ステップ
自社の要件に合う制作会社を絞り込むためには、社内での合意形成を見据えたステップを踏むことが欠かせません。無駄なコストを抑え、自社で納得のいく選定を行うための5つのステップをご紹介します。
失敗しないCMS制作会社選びの5ステップ
- ステップ1:自社の課題と目的を明確にする(要件定義の準備)
- ステップ2:CMSの種類と自社に合うタイプを理解する
- ステップ3:制作会社の候補を探し、実績を確認する
- ステップ4:提案内容と見積もりを比較検討する
- ステップ5:担当者との相性やコミュニケーションの質を見極める
ステップ1
自社の課題と目的を明確にする(要件定義の準備)
まずは、現在のWebサイトにおける課題を整理します。「更新するのに専門知識が必要なため、ちょっとした修正でも外注していて費用がかさむ」「サイトの表示速度が遅く、ユーザーが離脱している」など、具体的な問題点を挙げます。そして、この導入で「自社のメンバーだけでコンテンツを更新できるようにする」「製品への問い合わせを前年比30%増やす」といった成果目標を明確にします。
これらの準備が、社内で予算申請をする際の説得力ある説明にもつながります。
ステップ2
CMSの種類と自社に合うタイプを理解する
CMSには大きく分けて複数のタイプがあります。WordPressに代表される「オープンソース型CMS」は、ライセンス費が無料で拡張性が高い一方、サポートがなく、自己責任でセキュリティ管理を行う必要があります。一方で「商用パッケージ型CMS」は、ベンダーによる公式サポートや高度なセキュリティがあり、中〜大規模サイトに適しています。
他にもインフラ管理不要の「クラウド型CMS」や、API連携が強みの「ヘッドレスCMS」もあります。自社の運用体制と予算に合うタイプを事前に把握しておくことが大切です。
ステップ3
制作会社の候補を探し、実績を確認する
自社に合いそうな制作会社を探すために、強みとするターゲットやCMS製品の導入実績を調べます。ここで重要なのは、単に制作実績数が多いというだけではなく、「自社と同じ業界や、検討しているCMSツールの構築実績があるか」です。
他社サイトの事例を参考にしながら、自社が求めるデザインや機能を実現できる実力があるかを評価します。
ポイント:CMSベンダーにすでに実績あるWeb制作会社を紹介してもらう
Web制作会社と一緒にCMSを選定する方法の他に、すでに検討しているCMSで実績のあるWeb制作会社をベンダーに紹介してもらう方法がおすすめです。CMSの仕様が分かっており疑問への回答も早く進む可能性があります。
ステップ4
提案内容と見積もりを比較検討する
複数の候補から提案をもらい、内容を吟味します。このとき、単に初期投資(制作費)だけではなく、「月額の保守やメンテナンスにどのくらいの費用がかかるか」「内製化するときに自社で対応可能な範囲はどこまでか」をクリアにします。
見積もりがブラックボックス化せず、専門知識がなくても理解できるように丁寧に説明してくれる会社は、信頼性が高いと言えます。
ステップ5
担当者との相性やコミュニケーションの質を見極める
サイトの構築から導入、そしてその後の運用へと進むなかで、制作会社の担当者とは長い付き合いになります。質問に対するレスポンスの速さ、複雑な技術の話をやさしい言葉に翻訳して伝えてくれるかなど、対話を通じて「一緒に課題を解決していけるか」を見極めましょう。

※「CMSのリプレイスに関する実態調査」より抜粋 n=111、調査期間:2024年2月21日〜同年2月21日
信頼できる「パートナー制作会社」を見極める3つのポイント
きれいなデザインのサイトを作るだけの会社と、自社の事業に寄り添ってくれるパートナーとは、どこが違うのでしょうか。見極めるための3つのポイントを整理しました。
Point1
課題解決につながる「提案力」があるか
優れた制作会社は、言われた仕様をただWebサイトに落とし込むだけの作業はしません。「その目標を達成するためには、このコンテンツ配置の方が問い合わせが増えます」「このCMSの構造は運用手間が多いので、こちらのテンプレート形式を推奨します」など、顧客のビジネス視点に立った提案をしてくれるかどうかが分け目です。
契約前の会話の中で現状の課題を伝え、どんな答えが返ってくるか聞いてみましょう。
Point2
導入後の「運用・伴走体制」が明確か
「作ってもらったが、使い方がわからず結局放置してしまった」というのは、CMS導入のよくある失敗です。
信頼できる制作会社は、操作マニュアルの提供や、初回のオンボーディング研修、内部の運用ルールの策定支援など、自社メンバーが自立して情報発信できるようになるまでの伴走プログラムを用意しています。
Point3
サイトを「事業資産」として育てる視点があるか
単に一時的なWebサイトを作って終わりとするのではなく、「数年後の事業成長にどう寄与するか」を見据えたシステム設計をしてくれるかが重要です。
将来的にMAツールやCRM、解析ツールと連携してマーケティング活動を強化したい場合、それに対応できる拡張性やAPI連携の自由度をあらかじめ考慮してくれる会社は、真のパートナーです。

CMS導入でサイト運用はどう変わる?内製化と成果創出の実現
適切なCMSとパートナー制作会社を選ぶことで、企業のWeb運用は劇的に効率化し、成果を生み出す基盤へと生まれ変わります。
専門知識不要で誰でも更新可能に!属人化からの脱却
HTMLやCSS、プログラミングなどの専門知識がなくても、管理画面からテキスト入力や画像のアップロードを行うだけで、簡単にWebページが更新できるようになります。これにより、「特定のWeb担当者しかサイトを触れなくて更新が滞る」「外注先からの反映待ちでタイムラグが生じる」といった状況から脱却し、必要な情報をタイムリーに発信できます。
安全な分業体制を築く「権限設定」と「承認フロー」
「誰でも更新できる」となると、誤った情報やデザインが崩れたページがそのまま公開されてしまうリスクがあります。
CMSにはアカウントごとに編集権限や承認フローを設定する機能があるため、作成されたコンテンツを管理者が確認してから公開する体制を容易に構築できます。製造業などの企業でも、承認フローを取り入れることで、各担当者が責任を持って安全に情報発信する体制を実現しています。
MAツール連携やアクセス解析でデータに基づいた改善サイクルを回す
サイトの内製化が進むと、「どのページが読まれているか」「どこで離脱しているか」を測定し、すぐに改善へつなげられます。さらに、MA(マーケティングオートメーション)機能やCRMを連携させることで、訪問者の行動に合わせた最適な情報を届けるパーソナライズも可能です。
実際に、データに基づく改善を繰り返した結果、ECや問い合わせの成果を大きく伸ばした企業も多数存在します。

まとめ:事業を共に成長させるパートナーとしてのCMS制作会社を選ぼう
CMSは、ただのWebサイト更新ツールではありません。自社の情報発信力を高め、顧客とのタッチポイントをコントロールするための重要な「事業資産」です。だからこそ、初期の制作費用やツールの名前だけで選ぶのではなく、自社のビジネスを理解し、自立した運用を支えてくれるパートナーを選ぶことが、投資に対する成果を最大化する最も確実な道となります。
社内のメンバーが自信を持ってサイトを運用し、会社の成長に貢献するための、最良の制作パートナーを見つけてください。

